スルーされる小説の7つの共通欠点と改善策
タイトルが魅力的でない(または内容とズレている)
✅ よくあるNG例:
- 内容が曖昧でジャンルが伝わらない
- タイトルが抽象的すぎる or 無個性
- 本文とのズレが大きく、読者が混乱する
🛠 改善ポイント:
- ジャンル名+状況をタイトルに含める(例:「異世界で◯◯したら◯◯だった件」)
- 物語の“フック”となる要素をタイトルに入れる
- 本文とタイトルの整合性を必ず確認!
冒頭文で読者を引き込めていない
読者は最初の数百文字で「読み続けるか」を決めます。
✅ NG例:
- 世界観の歴史や用語解説ばかり
- 誰も登場せず、淡々とした説明が続く
🛠 改善ポイント:
- 冒頭で「事件」や「変化」を提示する
- キャラクターの行動やセリフからスタートする
- 読者の「なんだこれ?」を引き出す仕掛けを入れる
キャラに魅力や個性がない
✅ NG例:
- 設定はあっても性格が見えない
- 会話や行動が全キャラ同じテンプレ口調
🛠 改善ポイント:
- 登場直後から「そのキャラらしさ」が出る言動を意識する
- セリフ回しで性格・関係性を“見せる”
- 読者が「推したくなる要素(ギャップ・欠点・強み)」を入れる
会話・地の文のテンポが悪い/読みにくい
読者がストレスなく読み進められるかは、文体・リズムの影響が大きいです。
✅ NG例:
- 無駄な改行が多すぎる or 少なすぎる
- すべての文末が「〜だった」「〜だ」で単調
- 会話が台本のようで不自然
🛠 改善ポイント:
- 文末表現をバリエーション豊かに
- 会話の前後にキャラの感情や動作を補う
- リズムが悪い場合は音読チェックが効果的
独自用語・世界観の押し付けが強すぎる
特にファンタジー・SF系で陥りやすいポイントです。
✅ NG例:
- 「◯◯の儀式では“ズェルの石”を使う」など説明過多
- 読者が知らない設定に何の前置きもなく突入
🛠 改善ポイント:
- 説明は必要最小限にとどめ、状況や会話で自然に出す
- 用語は読者が推測できるように前後の文脈でサポート
- 世界観の解説より“キャラの体験”を優先する
展開が遅い or 目的が見えない
読者が「これはどんな話なんだ?」と迷子になると、すぐに離脱されます。
✅ NG例:
- 日常描写が延々と続き、物語が動かない
- キャラの目的や動機が曖昧なまま数話が進む
🛠 改善ポイント:
- 1〜3話以内に「物語の主軸」を提示する
- キャラの行動に“目的”や“欲望”を持たせる
- 話が動くキッカケを早めに入れる
更新頻度が極端に低い or 不定期
読者は「次が読めるか」を意識しています。
✅ NG例:
- 1ヶ月空いてからの投稿 → 読者の記憶リセット
- 更新予告なしに長期放置
🛠 改善ポイント:
- 可能な範囲で週1以上のペースを意識
- 投稿予定が空くときは活動報告などで伝える
- 更新が続くと「完結まで追ってみよう」と思ってもらえる
まとめ|欠点は“気づければ”必ず直せる!
スルーされる原因は、「才能がないから」ではありません。多くの場合、読者の離脱ポイントを自分で自覚していないだけです。
本記事の7項目を、あなたの作品にも照らし合わせてみてください。
- タイトルと冒頭に“読ませる仕掛け”はあるか?
- キャラの魅力や展開のテンポに問題はないか?
- 読者との距離感(更新頻度や文体)は適切か?
改善できるポイントは、伸び代そのものです。
少しずつでも“読者が読み続けたくなる作品”に近づけていきましょう!
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