会社を辞めて失業保険をもらう場合、「毎月ハローワークに行って、働く意思を示さないといけない」というルールがあります。
ただ、ここで多くの人が疑問に思うのが次の点です。
「働く意思を示すって、具体的に何をすればいいの?」
「ハローワークの窓口で個別面談みたいなことをさせられるのでは?」
「そこできちんと答えられないと職員から怒られたりするんじゃ?」
こうした不安を感じるのは自然なことです。
ですが実際の制度において「働く意思」とは、面談などの口頭で意思を示すようなものではなく、求職活動実績という形で判断されます。
※求職活動実績=仕事を探すために実際に行った行動の記録
つまり、
「何を考えているか」ではなく、
「どんな行動をしたか」が見られます。
そしてこの求職活動実績は、特別に難しいものではありません。
内容を理解していれば、短時間で条件を満たすことも可能です。
この記事では、制度の細かい説明は最小限にし、求職活動実績をなるべく負担なく達成する方法に絞って解説します。
失業保険をもらう条件は「求職活動実績」がポイント
失業保険とはなにか
失業保険とは、会社を退職したあと、次の仕事を探している間の生活を支えるために支給されるお金です。
正式には「基本手当」と呼ばれます。
受け取るまでの流れは、次のようになります。
- ハローワークで手続きを行う
- 受給資格が決定される
- 一定期間ごとに「失業認定」を受ける
- 問題がなければ、後日お金が振り込まれる
このとき重要になるのが、「失業認定」です。
失業認定では、毎回「失業認定申告書」という書類を提出します。

この書類には、次の内容を記入します。
- 求職活動を行ったかどうか
- 働いた日があるかどうか
- すぐ働ける状態かどうか
特に重要なのが、求職活動実績を記入する欄です。
ここに、どのような行動をしたかを書き、その内容をもとに「失業保険を受け取る条件を満たしているか」が判断されます。
求職活動実績とは何か
求職活動実績とは、働く意思を行動で示した記録のことです。
「仕事を探しています」と口で伝えるだけではなく、実際に行動した内容が必要になります。
代表的な例としては、次のようなものがあります。
- 求人への応募
- ハローワークでの職業相談
- 就職に関するセミナーへの参加
そして、この求職活動実績には回数の条件があります。
- 4週間ごとに原則2回以上必要
この「4週間」は、失業認定の1回分の期間を指します。
つまり、
1回の認定期間の中で、2回以上の行動があれば条件を満たすという仕組みです。
難しく見えるかもしれませんが、内容を理解すれば、特別な準備をしなくても達成できる条件です。
求職活動実績として認められる具体例
求職活動実績として認められる行動には、いくつかの種類があります。
特別なことをする必要はなく、一般的な就職活動の中で行う行動が対象になります。
ハローワークでの活動
ハローワークを利用した活動は、確実に求職活動実績として認められます。
- 職業相談
- 紹介状をもらって応募
- セミナー参加
職業相談では、求人の紹介や仕事探しの進め方について相談できます。
内容は難しいものではなく、短時間で終わることも多いです。
紹介状をもらって応募する場合は、ハローワークを通して企業に応募する形になります。
この場合、「応募した」という事実がそのまま実績になります。
また、ハローワークが実施するセミナーに参加することでも、1回分としてカウントされます。
ハローワーク以外でもOK
求職活動実績は、ハローワーク以外のサービスを利用した場合でも認められます。
- 転職サイトから応募(例:マイナビ)
- 転職エージェント
- 転職イベント(○○EXPOなど)
転職サイトでは、インターネット上から求人に応募することができます。
応募履歴やメールが残るため、行動の記録としても分かりやすい方法です。
転職エージェントを利用した場合は、面談や求人紹介などのやり取りが実績になります。
また、転職イベントや合同説明会などに参加することも、求職活動として認められます。こちらも参加登録のメールや入場受付の記録などが残るので、明確な実績として示せます。

ご覧のとおり、求職活動実績として認められる行動は幅広く用意されています。
選択肢は広く、自分に合った方法を選べる仕組みになっているので、やり方を工夫すれば、無理なく条件を満たすことができます。
結論:最短で満たすならこの2つでOK
求職活動実績はさまざまな方法で作ることができますが、できることなら負担を減らしたいです。
ここでは人と話すのが不得意な筆者の経験から、外へ出ずに家の中だけで完結できる方法に限定して、最短で条件を満たす組み合わせを紹介します。
① 転職サイトから応募(1回)
転職サイトを使った応募は、もっとも手軽な方法のひとつです。
- マイナビなどで応募
- 完全に在宅で完結
パソコンやスマートフォンから求人を選び、そのまま応募できます。
外出する必要はなく、短時間で完了します。
また、応募後には確認メールや履歴が残るため、「いつ・どこに応募したか」を記録として残しやすい点も特徴です。
なお、求職活動実績において重要なのは、応募の有無です。
そのため仮に書類選考などに通って面接を受ける流れになったとしても、「条件が合わず辞退しました」で選考を終わらせても特に問題はありません。

(ここだけの話)
もし辞退の連絡が億劫な方は、「最初から受かるはずのない大企業に応募して書類で確実に落ちる」という裏ワザも・・・。
② オンラインセミナーに参加(1回)
もう1回分は、オンラインセミナーへの参加で補うことができます。
- 転職サイトのWEBセミナーでOK
- 顔出し・発言なしでも参加扱い
多くのセミナーは、インターネットを通じて参加できます。
自宅から視聴する形式が一般的で、会場に行く必要はありません。
また、カメラやマイクを使わずに参加できる場合も多く、発言を求められずに参加するだけで実績として認められるケースが一般的です。

(ここだけの話)
カメラもマイクもオフのWebセミナーの場合、基本的に主催者側から「参加者の状態を把握することはできません」。裏を返せば、参加者はPCやスマホさえ起動していれば、その間に何をしていても問題なく・・・。
まとめ
ここまでの内容を、ポイントごとに整理します。
- 求職活動実績=働く意思を行動で示すもの
- 4週間で2回あればOK
- 応募+セミナー参加で最短クリア
- 難しく考えなくて大丈夫
求職活動実績は、決められた回数の行動を行い、その内容を記録する仕組みです。
今回紹介したように、方法を選べば自宅だけで完結することもできます。
まずは「2回分の行動」を用意することを意識すれば、条件は自然に満たせますのでご安心を。
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